二俣川駅から車通りの多い厚木街道沿いを歩いていると、大きな木に囲まれた場所にふと現れる大きな鳥居。
交通量の多い大通りのそばにありながら、鳥居をくぐると空気が少し変わります。
今回訪れたのは、旭区本村町にある「本村神明社(ほんむらしんめいしゃ)」。
この場所で、長く地元を見守ってきた神社です。
厚木街道沿いに静かにたたずむ神社
本村神明社は、二俣川駅から徒歩圏内。
厚木街道沿いという場所柄、車で前を通ったことがある方も多いかもしれません。

でも実際に鳥居をくぐって境内へ入ってみると、街の音が少し遠くなる感じがします。参道には木々が並び、ゆっくり歩くだけでも気持ちが落ち着きます。
車が行き交う厚木街道のすぐそばとは思えないほど静かで、まるで別の時間が流れているよう。
境内には風がゆっくり流れていて、木々の葉が揺れる音も心地よく聞こえてきます。
朝のお散歩の途中に立ち寄りたくなるような、清々しい雰囲気です。

本村神明社の御祭神は、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)、皇大神宮(こうたいじんぐう)の三柱。
伊弉諾尊と伊弉冉尊は、日本神話の中で国生みを行った神様として知られる存在。夫婦神として、家内安全、縁結び、子孫繁栄、開運招福などのご利益があるとされています。

また、本村神明社は寛永十九年、徳川三代将軍家光の時代に建立されたと伝えられていて、400年近い歴史があるそう。
いまの二俣川の街並みができる、ずっと前から――。この場所で静かに地域を見守ってきたんですね。
社殿の前に立つと少し背筋が伸びる
階段を上がり、社殿の前へ。
派手な神社ではありませんが、そのぶん落ち着いた空気が、静けさの中にあります。

まずは軽く一礼をして、お賽銭を入れ、鈴を鳴らします。
境内に鈴の音が静かに響き、そのあと自然と背筋が伸びるような気持ちに。
参拝の作法も置かれているので、それを見ながらゆっくり手を合わせました。

顔を上げると、木々の間からやわらかな光が差し込み、心まですっきりした気分に。自然と背筋もピンと伸びるようでした。

この日も、私のほかに地元の方がお参りに立ち寄る姿が見られ、地域に根付いていることが伝わってきました。

新年には獅子舞奉納や旧年のお札やお守りのお焚き上げ、春には節分や春祭り。
夏には作物の生育を願い、地域の発展と安泰を祈願する夏祭り、秋には収穫の感謝と御加護を祈願する、一年で一番大きな例大祭(れいたいさい)など。
節目節目に行事がおこなわれます。
歴史ある地域の鎮守様
いまの二俣川の街並みになるずっと前から、この地域を見守り続けてきた、まさに氏神様。

現在でも、初詣、七五三、厄払い、安産祈願、人形供養など、地域の暮らしと深く結びついています。

特に「人形焼納祭」は年に三回ほどおこなわれ、地元でも知られている行事です。
大切にしてきたぬいぐるみや人形を、感謝とともに納めるために多くの人が訪れるそうです。
御朱印やお守りも

社務所ではお守りや御朱印もいただけます。合格守、交通安全守、健康祈願、えんむすび守など種類もいろいろ。
氏神様のお守りを身につけていると、なんだか心強い気持ちになります。
そして私はいつものように、御朱印をいただきました。

参拝の記念に御朱印をいただくのも楽しみのひとつです
「本村神明社」には、観光地の神社とは違う、暮らしの中にある神社の良さがあります。
遠くの有名神社へ行くのも楽しいですが、地元の近くで、静かに気持ちを整えられる場所があるっていいですよね。
この街の住みやすさは、長い間この神社の神々が守ってくださっているからなのかもしれません。
お散歩や買い物の途中に、清々しい空気を感じに訪れてみてください。
忙しい毎日の中で、少しだけ立ち止まって深呼吸できる場所。
地元にこういう神社があると、なんだか安心した気持ちになります。
二俣川の街を見守り続けてきた本村神明社の空気を、ぜひ感じてみてください。
本村神明社
住所:神奈川県横浜市旭区本村町39
アクセス:相鉄線「二俣川駅」から徒歩約15分 「鶴ヶ峰駅」から徒歩約15分
TEL:045-366-1889
営業時間:9:00-16:30(社務所)
駐車場:あり













