星川駅から徒歩約2分。小さな町中華「伊勢屋」の名物をいただきに行ってまいりました。
星川駅ホームの椅子はゆったりサイズ

相鉄線の各駅停車にのると、あっという間に星川駅へ到着。ふとホームにある椅子に目がいきました。一般的な1人用と比べて横長です。
大人2人が掛けるには少し狭いですが、お子さんと一緒に座ったり、荷物を隣に置いたりするにはちょうど良さそう。電車を待つ間もゆったり過ごせそうで、「やさしい駅だな」とほっこりしました。

改札を出たら南口へ。高架の星川駅を背に陸橋を渡り、右手の階段を降ります。

バスロータリーの向こうに、小さく緑色の看板が見えてきます。
バスロータリーの目の前にある伊勢屋

のんびり歩いていくと、伊勢屋に着きました。駅から近く、初めてでも見つけやすい場所です。

伺ったのは、土曜日の正午前。時間帯によっては行列ができることもあるそうですが、この日はタイミングよく一安心。さっそく店内へ入ります。
涼しい店内でひと息

入り口の扉を開けると、「いらっしゃいませ!2名さまですね、どうぞ!」という明るいスタッフさんの声に迎えられ、テーブル席へ。冷房が効いた店内で、ほっとひと息つきます。
カウンター席と、3つのテーブル席。こぢんまりとした店内には、カウンター下の雑誌やテレビなど、待ち時間や食後のひとときも過ごしやすい心遣いを感じます。
ずらっと並ぶ 中華だけではないメニュー

壁にずらっと並んだ、真っ赤なメニューを眺めます。中華そばの部、ご飯の部、そして料理の部はプラス100円で定食にもできるそう。
どれも食べてみたくなりますが、今回は初志貫徹。事前に調べて評判だった、名物の「カツ丼」と「オムライス」を注文しました。
中華のお店ですが、この2品を目当てに訪れる方も多いそうです。
口コミで見かけたとおり、「カツ丼は1時間半ほどかかりますがよろしいですか?」と確認がありました。
もし知らずに聞いたら「えっ、1時間半?」とちょっとびっくりするかもしれませんね。その心づもりで来ているので、持ってきた読み物を広げてゆっくり待ちます。
長く席をお借りして少し申し訳ない気持ちもありつつ、その間にも、ほかのメニューを注文したお客さんは食事を終え、次々と入れ替わっていきます。
お待ちかねのいただきます!

まずは、カツ丼とタイミングを合わせて提供してくださったオムライスからいただきます。
「大きい!」と思わず声が出そうになるほどのボリューム。黄金色の卵に包まれたご飯に、真っ赤なケチャップソースが映え、どこか懐かしく、それでいてお手本のような美しい一皿。

大きなスプーンで割ってみると、しっとりとしたケチャップライスがぎっしり。
甘味のある玉ねぎはほどよく食感が残り、豚こま肉が良いアクセントに。厚みのある卵は絶妙なふんわり食感で、一口ごとに思わず笑顔になります。
これで普通盛りというボリュームですが、カウンターのお客さんが大盛りをぺろりと完食するのもうなずける、絶品のオムライスでした。
そしてついに カツ丼が!

そしてついに、カツ丼が運ばれてきました。
注文してから45分ほどでした。不思議なもので、1時間半の心づもりをしておいたので、早かったと感じるくらいです。余裕を持って案内してくださった心遣いにも感謝。
まずは真上から眺めてみます。一見すると、ごく普通のカツ丼。中華風スープとお新香が添えられています。
ところが、お箸でひと切れ持ち上げた瞬間、そのずっしりとした重みにびっくり。他では見たことがないほどの厚みです!

この厚みとは思えないほどやわらかくジューシー。衣はさっくりと薄衣で、重たさは感じません。たっぷりの卵とじに、やさしい甘さの丼たれ。ご飯がどんどん進みます。
大きなお肉が硬くならないよう、じっくり時間をかけて揚げているのも納得でした。
帰る頃には満席に

オムライスとカツ丼に大満足しながら、お店を出る頃には入れ替わりでほぼ満席に。
お店の歴史について伺うと、以前この場所で営業していた店舗を受け継いでおり、おそらく60〜70年は経っているのではないかとのことです。
また、評判のカツ丼は、「町中華ならではの新たな名物を作りたい」という思いから生まれたそうです。
真剣な表情で鍋を振っていた店主が、ひと仕事終えるとふっと笑顔に。帰り際には、常連さんらしき家族連れの子どもたちが店主へ手を振り、店主もやさしく手を振り返していました。
気取らない町中華で、おいしい料理と温かな人柄に出会えたひとときでした。
伊勢屋
住所:神奈川県横浜市保土ケ谷区星川2-5-33
アクセス:相鉄本線「星川駅」から徒歩約2分
TEL:045-341-7971
営業時間:11:30-20:00(L.O.19:30)
定休日: 水曜日



















